ロレックス/真の格安・激安オーバーホールとは?
ロレックス デイトジャスト Ref.16234 真の格安オーバーホール
- 10年以上オーバーホールを怠ったまま使用し続け、高価な部品であるリューズ交換の他にも数点の部品加工やサビ除去などの追加作業が必要となったため、5年前に総額5万円近い費用がかかったお客様から再びオーバーホールのご依頼がありました。
前回のお引渡しの際に「個人差の激しい汗の質が関係していますが、夏場の連日使用でリューズの腐食が進行していたようです。その他外装ケース本体やブレスレットなどにも若干の劣化/サビが見受けられましたので、今後6〜9月のご使用は控えたほうが時計の寿命の延長につながります」とお伝えしました。
それ以来夏場の使用は控えつつ5年が経過し、異常はないものの"時計の夏休み”にあてている7月にオーバーホールをご依頼されたそうです。
前回のご依頼の際は画像のようにリューズ内部が腐食し、緑青が発生して防水/防汗機能を喪失しており、それに伴って内部オイルが変質→部品の磨耗が進行という悪循環に陥っておりました。
5年ぶりのご依頼となったロレックス・デイトジャストRef.16234ですが、予測不可能なゼンマイ切れの確率を下げる目的で行うゼンマイ交換以外は部品加工も必要な状態ではなく、オーバーホール¥25,000+ゼンマイ¥3,500=¥28,500(税抜)という金額で完了しました。
10年使用したとしてもゼンマイの切れる確率は10数%程度のため、今回はゼンマイ交換は見送り、基本料金¥25,000で済ませる事も可能だったのですが、お客様からのご要望により予防的な意味合いでゼンマイ交換を行いました。
前回の作業で高価な部品であるリューズ交換や、手間のかかるブレス、本体ケースの汚れやサビの除去、内部部品の徹底的な洗浄や研磨加工を省略していたら5年間正常に動作していなかったかもしれません。
今回はこういった手間のかかる作業や高価な部品交換が必要なかったため、当社では最安値といえる金額で作業を終えることができました。
前回のお預かりの際の状態からこれまでの使用状況が推測可能でしたので、オーバーホール後の使用に関しての注意点をお伝えし、その点にご留意いただいた事も功を奏しました
当社では5年、10年後までを想定し、末永くお付き合いいただけるリピーターさんにとって最良のサービスを提供する事を理想としてオーバーホールをしております。