6~9月はロレックスの夏休みに

by admin
8月 18 2017 年

6~9月は時計を連日装着せずに休ませておく事も選択肢の一つです。

結果として時計の寿命を延ばし、修理/メンテナンス費用を抑制する事も可能です。
この時期は高湿度+汗による時計へのダメージが非常に大きいからです。
(※汗の質や使用状況等かなり個人差があります。)
装着中は常に湿気にさらされるため、ブレスやベゼルの隙間などに汗や皮脂有機物が堆積し、ステンレスですらサビや腐食が発生する原因となります。
一度サビの発生したブレスや本体ケースは大変高価な全交換以外には新品時の状態に回復させる事は不可能です。

時計の外装に使用されるステンレスは空気の循環があまりない環境だと保護酸化膜の形成が不可能になり、そこへ水分(=塩分を含んだ汗)と気温20℃、湿度65%以上という条件が揃うとサビが発生しやすくなります。

汚れの蓄積したブレス内側や時計本体ケースと裏蓋の隙間はまさにこの条件に当てはまります。

汗や汚れがついたまま5年以上使用され続け、内外装にサビが発生したロレックスをこれまで数多く見てきました。
日本において6~9月に時計を使用する事がサビの発生を促進させるという見解は、以下のサイトに詳しく紹介されている「クライモグラフ」によるデータに基づいております。
http://www.adpack.jp/adpack/
雨が多く、湿度が高い英国にある旧車が日本よりサビが少ないと言われている理由は気温が低いからだとわかります。

コメントは受け付けていません。