NHKの番組でも紹介されていましたが、修理・調整を施している間でも休むことなく動き
続けていたというのが、この時計塔の特徴です。
その秘密は、内部の案内ツアーで機械部分を見たときにすぐ判明しました。
画像のように、一歯づつネジで固定されていて取り外しが可能な構造になっているのです。
歯に磨耗や変形が発生した場合でも、次に噛み合うまでに迅速に交換すれば、停止させ
ることなく調整が可能なんだそうです。
基本的に全ての歯車がこの構造を採用していたんですが、製造に手間がかかり、コストと
いう面ではかなり度外視された設計です・・
まぁ、この部分以外でも軸受けなどのメンテナンスは不可欠ですし、厳密にいえば停止
したことはあるんでしょうが、停止時間をかなり少なく出来ることは事実ですね。
ツアーの最中にこんな部分を凝視していたのは、案の定ワタクシだけでしたが・・
2枚目画像は振り子部分ですが、鉄球の直径は70cmくらいありました。
見学ツアーに他の日本人はいなかったので、あさま山荘が破壊される映像を思い出したのも
ワタクシだけだったことでしょう。