そこで、醜く傷の入ったコーティングは画像のようにバフ研磨で
全て剥離してしまいます。
どうでしょう?どちらが綺麗に見えるかは一目瞭然ですね。
勿論お預かりした際に、お客さんには”傷入り”と”剥離後”の
この写真をお見せして、剥離する許可をいただいてから作業します。
直接的に光が反射する場合はあるものの、一般的な使用条件で時刻が
読み取りにくくなることはありませんので、お客さんからは、ほぼ例外なく
ご満足いただいてます。
光学レンズの加工/生産の仕事に携わっている知人が居りますので、
比較的廉価にて無反射コーティングを再加工することは可能なのですが、
使用するうちに再び傷が付いてしまうような状態にすることをお勧めする
わけにはいきません。
私は新品を販売してお金をいただいたら”はい、それまでよ”というのではなく、
次回のオーバーホール時期まで満足して使用していただくのが、修理人である
私の努めだと思っていますので・・・