正解は、赤マルで囲んだ部分です。
ここでヒゲゼンマイの自然なカーブが乱れ、その先からは同心円の形状が崩れているのがお分かりになりますでしょうか?
落下の衝撃などの場合、修正が必要なポイントは一箇所である場合がほとんどです。
(複数箇所になるのは、ピンセットやドライバーで触れてしまったり、という修理者のミスによる場合が多い)
形状が変化してしまった箇所を見誤り、間違ったポイントでヒゲゼンマイを曲げたりすると、形状変化がますます大きくなり修正ポイントの見極めが
より一層困難になる、という文字通りの”ヒゲゼンマイ・スパイラル”(洒落です・・私が勝手に命名しました)に陥ります。
次回は具体的な修正の方法について書こうと思います。